Nichiren・Ikeda
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『五丈原の歌』の大精神
登山会における指導
1957.10.12 「会長講演集」第3巻
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7 六番は、諸葛孔明の偉大さを、後世の人々が賛嘆した歌です。
六、嗚呼五丈原秋の夜半
あらしは叫び露は泣き
銀漢清く星高く
神秘の色につつまれて
天地かすかに光るとき
無量の思いもたらして
千載の末今も尚
名はかんばしき諸葛亮
魏の曹操とか、仲達という大英雄、いちおうは英雄、また、呉の孫堅とかいった群雄が、割拠して、力のある、優秀な英雄もたくさんおったけれども、諸葛孔明は、ただ力とか利害、策略や陰謀、野心でなくして、ただひとすじに蜀の国を思い、民衆を思った真実の英雄であるということをうたったのですよ、ここは。
霊友会とか立正佼成会とか、身延とか、あらゆる邪宗教というものは、人を不幸にし、悪道におとしいれ、金と陰謀だけの企業宗教は、ぜんぶ歴史上で批判され、日蓮正宗創価学会だけが千載に名を残していくだろう。大御本尊様が末法万年尽未来際までいらっしゃる限り創価学会の功績も、その名も続くであろう。
この五丈原の歌は、最初は私が好きだったのです。私がこの歌詞を持ってきたのです。そして、中西君(現理事、青年部参謀)が幼年学校で習ったことがあるというので、初めて先生におうたい申し上げて御披露したのです。
この五丈原の精神がわからなければ、戸田先生の御精神はわかりませんよ。師弟の相対ということはわかりませんよ。(当時、参謀室長)