Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第2回本部幹部会 信心の「心」は富士のごとく

1988.3.4 スピーチ(1988.1〜)(池田大作全集第70巻)

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19  次元は異なるが、戸田先生はかつて次のように言われたことがある。
 「私は若いときには、いろいろなものを楽しみました。芝居も浪花節も、あるいは料理屋の遊びも、楽しいと思ったこともありますが、いまでは、そんなものは、ちっとも楽しいとは思いません。(中略)私のうれしいことは、皆さんのなかで、本当の功徳をうけた人の話を聞いたときが、いちばんうれしいのです」と。
 私も、会員の皆さま方の幸せの姿を見るとき、また青年達の成長と活躍の姿を見るとき、これに勝る喜びはない。
 ″会員の功徳の実証″を自らの最大の喜びとされた戸田先生の精神。これこそ大聖人の仏法の精神に通じるものであると思う。そして学会は、この戸田先生の会員をどこまでも慈(いつく)しむ心に象徴されるように、美しくも麗しい「心」の世界の縮図なのである。
 現代社会の生命のオアシスともいうべき、美しき心の世界である学会を、どこまでも大切にし、さらに拡大しゆく皆さま方であっていただきたい。
 三月は卒業をはじめ転勤や転居など何かと身辺の移動が多い季節でもある。すべてが新しい前進の始まりとなるこの春花の三月、若々しい気持ちで晴れやかな出発をされんことを念願し、私のスピーチとしたい。

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