Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第91回本部幹部会 余裕もち一歩前進

1967.8.31 「池田大作全集」第3巻

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4  最後に妙心尼御前御返事の御書を拝読いたします。
 「日蓮は日本第一のふたう不当の法師ただし法華経を信じ候事は一閻浮提第一の聖人なり、其の名は十方の浄土にきこえぬ、定めて天地もしりぬらん・日蓮が弟子となのらせ給はば・いかなる悪鬼なりともよもしらぬよしは申さじとおぼすべし」と。日蓮大聖人の御本仏としての大確信の御文であると共に、大聖人の弟子が、いかに偉大な資格があるかをお述べになった御文であります。日蓮大聖人は、世間的には、日本第一の悪人と仰せられました。これは、創価学会が、いまいろいろな点で批判されているのと同じように大聖人も批判をうけられました。その批判に対して、わざと日本第一の悪人であるかもしれないというふうにいわれているのです。だが、世界最高の正法を身にたもち、一切衆生、全人類を救わんとされているがゆえに、世界一の聖人であり、インドの釈尊、中国の天台、日本の伝教等が、肩を並べることができぬ御本仏であるということを宣言していらっしゃいます。その名前は、十方の浄土にも聞こえ、天地も知っているであろう。すなわち、日蓮大聖人の名前は、全宇宙に聞こえているであろう。したがって、もし日蓮大聖人の弟子と名乗って振舞うならば、大聖人のご遺命達成のために実践していくならば、悪鬼も恐れをなして、害を加えることも絶対にできない。のみならず、悪鬼といえども反対に守るであろうとのご確信の御文なのであります。
 力強い、大確信と共に、大聖人の慈悲に満ちみちたご境涯を拝するわけであります。また、私どもは、大聖人の弟子であるこのすばらしさを痛感していかねばならないと、私は訴えたいのであります。(拍手)生涯、まことの日蓮大聖人の弟子とし、まことの創価学会員として、生き抜いていく私どもの前進には、明るい希望に満ちた幸福の大道が開けてくることは、大聖人の御金言に照らして、絶対間違いないと、確信して進んでまいろうではありませんか。どうか、短い御文でありますけれども、この御文を心肝に染めて、私と共に、誇り高く、自己の一生成仏のために、隣人のために、子孫末代のために、社会のために、前進していっていただきたいのであります。(拍手)
 九月の幹部会のときに、また明るく元気いっぱいに集合したいと思います。(拍手)

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