Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第83回本部幹部会 広布の使命達成へ

1967.2.26 「池田大作全集」第3巻

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7  御義口伝下に、法華経の結教のなかの「正法をもつて国を治め人民を邪枉せず」と。すなわち、釈尊も「正法を以って国を治む」と述べ、天台も立正安国の方程式を述べています。いま、われわれが掲げて進む日蓮大聖人の立正安国の法旗こそ、三千年来の東洋仏法の真髄であり、過去幾多の賢人、聖人の大願であります。なかんずく「正法を天下一同に信仰せば此の国安穏ならむ」の文は、きわめて重要なことであります。
 どんなに公明党が発展しようが大学ができようが、民音が世界的になろうが、学会組織が拡充されようが、幹部がふえようが、正法を天下一同に信仰するとの原理に符号しなかったならば、この日本の国は安穏にならないのであります。これが、大聖人の究極の御金言であり、原理であります。信心こそ個人の幸福のみならず、一国の宿命転換の根本であります。そのうえに立っての政治であり、経済であり、教育であり、一切の文化の繁栄であります。それが王仏冥合であり、立正安国であります。
 誰がなんと批判しようとも、この仏法の方程式、また、時代の趨勢だけは、どうすることもできない。この確信をもって、仏法民主主義の確立のために、王仏冥合実現のために、私どもの時代に実現させるという気概をもって、威風堂々と三月、四月を戦いきってまいろうではありませんか。

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