Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第83回本部幹部会 広布の使命達成へ

1967.2.26 「池田大作全集」第3巻

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6  次に統一地方選挙について申し上げます。四月の統一地方選挙については、衆院選という大きいヤマを越え、再び大変苦労をかける戦いになるとおもいます。しかし、次の七年への前進を考えたときに、どうしてもこの統一地方選挙においても、磐石の体制を固めて勝っておきたい。地方選の場合には、ややもすると楽観的になりがちです。衆院選のときのような真剣さを失う危険があります。衆院選で勝ったために油断する恐れもあります。だが、油断は大敵であり、安易な考えは全く誤りです。地方議会こそが、最も民衆の生活に直結した政治であり、民主政治の土台であります。ピラミッドのごとく、最も底辺を磐石にしておかなかったならば、強い永久的な勝利の基盤はできえない。大衆福祉の実現、真の民主政治の確立を目指すわれわれにとっては、地味ではありますが、この統一地方選挙こそ、国会の選挙以上に重要な戦いの場であると自覚して、進みたいと思うのでありますけれども、いかがでしょうか。(拍手)
 次の衆院選、また参院選のことを考えましても、地方選の勝利がどれほど強い、深いクサビになっていくかわからない。今度の地方選で、公明党の実績が証明された場合には、それは名実共に、次の衆院選で第三政党に躍進する、因果倶時の勝利であることを自覚していっていただきたいのであります。どうか油断することなく、それぞれの分野で力を発揮し、団結を固め、広宣流布のために、全学会員のために、全民衆のために、自分自身のために、勝っていただきたいことを、心からお願い申し上げるしだいであります。(拍手)
7  御義口伝下に、法華経の結教のなかの「正法をもつて国を治め人民を邪枉せず」と。すなわち、釈尊も「正法を以って国を治む」と述べ、天台も立正安国の方程式を述べています。いま、われわれが掲げて進む日蓮大聖人の立正安国の法旗こそ、三千年来の東洋仏法の真髄であり、過去幾多の賢人、聖人の大願であります。なかんずく「正法を天下一同に信仰せば此の国安穏ならむ」の文は、きわめて重要なことであります。
 どんなに公明党が発展しようが大学ができようが、民音が世界的になろうが、学会組織が拡充されようが、幹部がふえようが、正法を天下一同に信仰するとの原理に符号しなかったならば、この日本の国は安穏にならないのであります。これが、大聖人の究極の御金言であり、原理であります。信心こそ個人の幸福のみならず、一国の宿命転換の根本であります。そのうえに立っての政治であり、経済であり、教育であり、一切の文化の繁栄であります。それが王仏冥合であり、立正安国であります。
 誰がなんと批判しようとも、この仏法の方程式、また、時代の趨勢だけは、どうすることもできない。この確信をもって、仏法民主主義の確立のために、王仏冥合実現のために、私どもの時代に実現させるという気概をもって、威風堂々と三月、四月を戦いきってまいろうではありませんか。

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