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日蓮大聖人・池田大作

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神奈川総合本部大幹部会 純真に信行貫こう

1966.12.9 「池田大作全集」第3巻

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7  かつて、学会のことを軍隊的であるとか、ファッショであるとか騒いだ新聞や雑誌がありました。しかし、最近では、外国の一流新聞の特派員などがかなり学会本部にまいりますけれども、学会に対する評価は大きく変わってきております。そして、調査研究をすればするほど、創価学会、公明党の正しさが理解でき、いままでは、ずいぶん無認識の評価をしてしまったことを認めている現状であります。日本国内の学会に対する評価もだんだん変わってきていることは、よくご存知のことと思います。このように時代は変わり人の心は必ず変わるものであります。
 結局は正しいものを正しいと認めていくのが民衆の心であるし、そしてまた、それが民主主義の当然の帰趨するところであります。しかし油断はできません。ある哲人も「本当に勝ってこそ正義であるということが実証される。勝たなければ、いくら正義といってもそれは言葉だけであり、観念論であり、誰人も正義とは実証できない」ということを論じております。
 今回の私どもの王仏冥合の戦いも、正義の戦いであることは、文証、理証、現証に照らし、また、世の動向からみて間違いのない事実であります。だがそれが正義の戦いであることを、より正しくより深くより広く全大衆に理解させていくためには、勝利の証拠をもって示さなくてはなりません。あとは、常識豊かに、いつも朗らかに、伸びのびと進んでください。また、心身ともにすっきりとした誰からもうらやましがられる姿で戦っていっていただきたい。学会は美しい団結の世界の前進でありますから、小さな感情、偏狭な心を捨てて、太平洋のごとく広々とした境涯をもって、日蓮大聖人の御金言の万分の一でも実践しきってゆこうという、信心の眼を開いた活躍であっていただきたい。(拍手)
 なお、衆院選に勝利を博せば、いままでとは違った次元における批判が、学会に対してあるかもしれません。また世界中が、いちだんと注目することになるでありましょう。そのときには、学会一千万人が、創価学会の理念、公明党の政策、王仏冥合の根本的な目標、大衆福祉等々をよく理解し、大評論家になっていけば、全世界の間違った認識、批判、記録を、全部直してゆけるのであります。すでに学会は、それだけの力を有しています。
 そのことをしっかり自覚して、どんな中傷をされても一千万人の評論家が生きた証人であります。国内にも海外にもどこへ行っても同志は大勢おります。団結し、全体が一丸になっていけば十年先、二十年先は、誰人もとどめることのできない新時代の潮流として大きく世界を変えていくことは間違いありません。これからさらに確信をもって、大聖人の立正安国の大精神を人々に理解せしめていくために勉強をし、実践もする努力は怠らないようにしたいと思います。皆さん方がよいお正月をお迎えになるよう心から祈るしだいです。

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