Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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北海道三総合合同大B長会 全民衆救済の戦い

1966.11.23 「池田大作全集」第3巻

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4  これが、一切の出発であり、また結論であります。御本尊を持って信心を貫けば、誰人たりともそうなれるのです。学会活動を避けて、つかの間の喜びを味わったとしても、その人の前途は知れています。それは退転していった人の実態を見れば明らかです。三日間でも退転してみると(笑い)本当に寂しくなります。学会活動をなまけると空虚なことはよくおわかりでしょう。御本尊につながった私たちの生活であることを、一人一人がわかっていただきたいのです。
 なお、同志、後輩はお互いに暖かく親切に接してください。決して相手に冷たい感じを与えるようなことがあってはいけません。創価学会の人は皆やさしく親切である、どの幹部と接しても自分は満足である、といわれるような指導者になっていただきたいと思うのです。おのおの凡夫の身ですから、いろいろ大変な場合もあるでしょうが、その点は互いによく理解しあって進んでいただきたい。組織の乱れから、後輩がいやな気持ちをいだいたり、寂しい気持ちになって、戦う意欲をなくしてしまうようなことは絶対厳禁です。
 また活動終了後は、できるだけ早く休み朝は早く起きて、家庭生活はいつもきちんとしながら、社会の人々に対しては、包容力豊かに、納得のできる話をしてあげなければならない。雄弁をもって接していきなさい。雄弁とは、決して口数多く話すことではなくして、目的を達成することです。くやしいときは柔和忍辱の衣を着て、その瞬間が自分の宿命転換の時と心得てがんばってもらいたいのです。
 人間対人間の社会のなかで、仏法の勝負は決まるのです。信心のことで悪口をいわれれば、自分の過去世からの罪は消えます。悪口をいった人が罪を消してくれるのです。これは、どうすることもできない仏法の原理なのです。したがって、自分自身の宿命打開がなるかならないかという問題も、人間対人間の社会のなかで決まることであり、その意味において、選挙も社会の中での戦いでありますから、これによって大きい自分自身の福運を積むことになるのです。
 どうか人柄のいい人になっていただきたい。人柄がよいということは、学会の内部においても、外部においても「一切の法は皆是れ仏法」ですから同じなのです。皆さん方も幹部となられたのですから、常識豊かに、自分らしく戦いをしていきなさい。常識豊かということは、なにも信心が弱いということではないのです。皆さん方は地涌の菩薩です。どのような働きであっても、信心が強盛であれば地涌の菩薩の働きになるのです。社会活動からいえば、信心を根本とした自分らしい生き方がいちばん正しいのです。
 皆さん方のご健闘とご健康をお祈りしまして私の話といたします。(拍手)

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