Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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夏季講習会、高等部・中等部・少年部合同… 鳳雛よ君らこそ学会の跡継ぎ

1966.8.11 「池田大作全集」第3巻

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10  八、最後に申し上げたいことは、明治十年、かの有名な西南の役のときに“右手に血刀、左手に手綱、馬上ゆたかな美少年”で知られる、かの西郷南州の私学校の少年のことです。彼らはもとより、低い主義主張、思想しかなく、そしてまた、はかない運命でしたが、最後まで戦いきった少年たちでした。あれは“右手に血刀、左手に手綱、馬上ゆたかな美少年”――これほどの活躍をしたということを、どうか故郷の母に伝えてください、という歌なのです。
 諸君は、これからも同信退転の人々の屍を乗り越えて進むときもあるかもしれない。多数の人が、さまざまな戦いや事件によって退転することもあるかもしれない。先輩が疲れて、不純になって前進の障害になることもあるかもしれない。長い長い広宣流布の旅路においては、さまざまなことがあると思う。しかし、そのときに、たとえ誰人がいなくなっても、誰人が権力や時代に迎合しても、諸君の一人二人でも、五人でも十人でもいい、本当の大聖人の仏法を、日蓮正宗創価学会の伝統を、代々の会長の精神を受け継いで、立派に戦いきっていただきたいのであります。(大拍手)
 その人がおれば、因果倶時で、また学会も日蓮正宗も、そしてまた大聖人の仏法も、拍車をかけるがごとく、発展するのです。どうか本門の“右手に血刀、左手に手綱、馬上ゆたかな美少年”で高等部員の時代と学生部員の時代、否、一生の広宣流布の時代を生きていっていただきたいことをお祈りし、私の激励といたします。

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