Nichiren・Ikeda
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各部代表者合同研修会
広布の後継者を陸続と
1986.8.13 「広布と人生を語る」第10巻
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15 人生には、さまざまな困難や労苦があるものだ。それを思うとき、青春時代から享楽的な、満ち足りた生活のみを送っていて、苦難にあったときに、はたしてそれを乗り越えていく力をもてるのかと、心配に思う。やはり若き日にさまざまな試練、苦難を経てこそ、総仕上げの人生を飾り、勝利の栄冠を得ることができるのである。ゆえに、青春時代の苦難や試練を絶対に避けてはならないと申し上げたい。
いまや社会には、いたるところで”快楽”がはびこっている。快楽を求めることのみにきゅうきゅうとしている人が多い。しかし、人生は厳しいし、どんな宿命が待ちうけているかわからない。また、だれ人たりとも死んでいくときは自分一人である。だれも助けてくれるものではない。人生の最終章を、心から”安楽”で悔いなく飾っていけるかどうか、それは若き日の”厳冬の鍛え”によって決まるといっても過言ではない。年配になってから鍛えようとしても容易ではない。皆さまはそのような、悔いを残す人生であってはならない。
”安逸にみちたぬるま湯のような社会”であったとしても、そのなかで自分自身を磨き鍛えて、成長への”中道の人生”を歩みゆく人にこそ、真実の幸福が輝いていくのである。