Nichiren・Ikeda
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高等部新世紀会大会
”甘え”排し”鍛え”の青春を
1983.1.23 「広布と人生を語る」第4巻
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8 最後に、諸君に願いたいことは「約束を果たせる人に」ということだ。
これまで多くの世界の指導者に会ってきたが、私が会った指導者は、一人として約束を破った人はいない。私もまた約束を破らないようにしてきた。約束事はかならず果たす−− その信念の人が人間としていちばんえらい人だと思う。
たとえ約束をして卑怯者に裏切られても、その裏切った人間の心の奥に「さすがあの人はえらいひとだ」との思いを生涯残していくような偉大な人間になっていただきたい。
本来なら、いろいろな楽しい話をしてあげたいと思う。しかし、ほんとうの話を、ほんとうに訴えて、ほんとうの人材をつくりたいとの気持ちで、本日はこの席に望んだ。また、諸君にも来てもらった。どうか、その真意をくんでいただければと思う。
厳しい社会でご両親もなにかとたいへんであろう。「気持ちをわかってくれない」といった反発ではなくして、あるときは友人のような気持ちで大きく支え、激励してあげるような心根の清らかな一人ひとりであってほしい。また、後に続く未来部員たちにとっても”よき兄、よき姉”のような存在であっていただきたいことを心から念願して、私の話とさせていただく。