Nichiren・Ikeda
Search & Study
兵庫県代表幹部信心懇談会
大法弘通のための組織を
1982.4.17 「広布と人生を語る」第3巻
前後
10 だれしも悩みがある。幹部も同じである。しかし、大聖人のお使いとして、日夜、広布に活動することは、まことに尊い。その人のなかに、黄金の大法があるからである。外観の姿がどうあれ、ひとつも恥じることはない。活動しない人々が、いかに裕福そうに見え、楽しそうに見えても、その人のなかには、大法は輝いていない。
すべては、大御本尊が御照覧あそばされているのである。これを確信するのが信心である。
臨終において、人生の総決算の勝利か敗北かが、厳然と決まるのである。ゆえに私どもは、仏道修行させてもらっていることを感謝し、喜び勇んでいかなければならないのである。
11 時代は、しだいに、不安定になってきたように思える。人々はますます苦悩多き時代に入ったといえるかもしれない。皆、妙法を唱えたいのである。ただ、立場を考え、利害にとらわれ、感情で、また無認識のために、信心ができないだけのことである。
ますます信心が必要になってきたことを、確信していだたきたい。その出発がいまなのである。末法万年尽未来際への栄誉ある出発をしていることを、最高の誇りとしたいものである。
仏法は勝負である。末法は闘浄言訟の時である。すなわち、善悪の基準がわからなくなった荒廃した時代なのである。どうか力ある一人ひとりになっていただきたい。そして、大兵庫の新しい出発をお願いしたい。