Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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西ドイツ信心懇談会 「生命の世紀」こそ全人類の願望

1981.5.18 「広布と人生を語る」第2巻

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13  御書には「相如是が第一の大事にて候へば仏は世にいでさせ給う」と仰せである。これをその人の生活上の立場から拝すれば、方便品で説く十如是のなかでも、相如是から始まっており、これこそもっとも大切なのだ、と仰せなのである。
 真実の信仰者としての振る舞いをしているかいないかは、如是相で厳然とわかってしまうものだ。また怒りの人、ねたみの人、愚痴の人すべてが如是相でわかってしまうものである。ともかく、信心している人の姿を見て、多くの人が入信を考えたり、決意したりする場合が多いことは、おわかりのとおりである。その反対の場合もあるであろう。あるいは、理論的に入信する人もいるかもしれないが、なんといっても重要なことは、その人の如是相にあるといってよい。
 リーダーの確信、リーダーの包容力、それもまた如是相で、リーダーによって人々が安心したり、不安になったりする場合もあるにちがいない。一人ひとりが福運に満ち、誠実さにあふれ、人々から信頼される如是相であっていただきたいと思う。
14  この会館の庭にある大桜を”ドイツ広布桜“と命名させていただいた。樹齢は数十年であるにちがいない。根深きがゆえに枝茂く花もおおいにさくにちがいない。
 信心の世界もまた同じである。おおいに仏種が根をはり、道理としてその根が福徳の大樹となり、福運の花となり、実となる、所願満足の人生であっていただきたい。ともかく信心の根を、いかなるときにあっても切ってはならない。
 ドイツ日蓮正宗も二十年の根をはられた。次は二十五年を目標に、仲良く、よき人生を歩んでいただきたい。今秋には宗祖日蓮大聖人第七百御遠忌を慶祝して、総本山の参詣に多数の方々がおいでになることを聞き、心から歓迎申し上げる。皆さま方のますますのご多幸をお祈り申し上げ、私の話とさせていただく。

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