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日蓮大聖人・池田大作

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第227回8月度本部幹部会 強盛な信心で満足の人生を

1978.8.19 「広布第二章の指針」第14巻

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2  炎暑がまだとうぶん続くようであるが、いくら毎日が暑いからといっても、一日一日は確実に過ぎ去っていくのである。なんら価値創造することなく過ごすのも一日は一日であり、題目を唱え、家庭指導に汗を流すのも一日は一日である。しかし、同じ変わりない一日一日であっても、仏道修行に尽くしたのと、そうでない空転の日々を送ったのとでは、その差は、人生の総仕上げ時期において歴然とつくものである。
 そしてまた、人間は皆、時とともに問違いなく老いていくのである。しかも”光陰矢の如し”である。同じ老いていくのなら、永遠の福運を積んでいくための妙法に生き、人類社会への最大の貢献運動といってもよい広宣流布のために生き、老いていくことこそ、最高の人生であると申し上げておきたい。
 この意味からも、一人ひとりが信心だけはいちだんと強盛に、光り輝く所願満足の人生をかざっていただきたいのである。
3  後輩を指導し、人材に育て上げようと懸命になって努力し、また御本尊の偉大なる仏力、法力を人々に教え、人々の生命に妙法を開いていくことに挺身しゆく活動こそ、尊い御仏意にかなった行動であり、それじたい、みずからの妙法を開いていく行為である。
 折伏弘教は慈悲の行為にほかならず、この人生における最高善である。それによってもたらされる汝自身の絶大なる功徳をともどもに確信して、明るくさっそうと前進していこう。
 そして、巨大な岩石も打ち寄せる波浪によって、いつしか崩れ落ちていくように、組織のなかにおける、どのようなむずかしい問題も、われわれの不屈の忍耐と努力の作業によって解決できるのである。
 それが人間の心の世界でもあることを深く銘記して、張り切って潔い信心の行動を貫き、すべての現象を包容しながら二十一世紀への大海に進みゆこう。

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