Nichiren・Ikeda
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第三東京教育部研修会
さわやかな勤行儀式のために
1977.3.30 「広布第二章の指針」第10巻
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5 生涯にわたり”水の信心”
いずれにしても自らの決意による自発の唱題が大事であるといっても、実際はたいへんな修行です。しかし、たいへんとはいっても、それが一切の根本修行ですから、持続させていくことが信心であるということを、銘記していただきたいのです。数多く題目を唱えることもたいへん尊いことでありますが、しかし、そのように数のみにとらわれて、毎日毎日が負担を感じるようであってはならないということであります。
朝晩の五座三座の勤行、ならびに二百ないし三百遍の唱題の励行で、功徳も絶対に変わりないことを申し上げておきます。
日蓮大聖人の御書には、一遍の唱題に無量の功徳があるとも説かれている。「南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢んぬ、いとをしみの御子を霊山浄土へ決定無有疑と送りまいらせんがためなり」と。
勤行は、水の流れるように間断なく、生涯にわたる実践が大切であります。日々たゆみなく実践するーこの精進行が生命の連続革命となるのであります。自身の生活環境に応じ、原則をふまえてのすがすがしい勤行の持続こそが、御聖訓に説かれている”水の信心”の結晶であることを自覚してください。(拍手)