Nichiren・Ikeda
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創立46周年記念儀式
永遠に生死不二の師弟道を
1976.11.18 「広布第二章の指針」第9巻
前後
8 前会長の33回忌めざして
ともあれ、今回、三十三回忌法要を迎えた牧口先生は、広宣流布のため、創価学会を死守し、宗門を外護するため毅然と獄中で逝去なされているという事実であります。
この牧口先生の、文字どおり命をかけての一念が、創価学会の歴史と伝統に、いまも脈々と波打っていることを忘れてはならない。また、この波を後世に伝えていかなければならないということを、私は申し上げておきたいのであります。
七十歳を超えた牧口先生が、ご老体の身で、殉教の瞬間まで独房のなかで敢然と戦われたということは、壮絶無比という以外に言葉がありません。全部、私どものために、そうしてくださったわけであります。
そして、この牧口先生の死と時を同じくして、同じく独房で坤吟されていた戸田先生は、地涌の菩薩としての不可思議の境地を体得された。ここに意味がある。初代、二代と会長が、仏法のため、民衆のため、平和のために生命を賭して築いてくださった尊い学会であります。どうか、この学会を永久に守りきっていただきたいのであります。
私たちの一生は、夢のようなものでありますが、この一生を、妙法流布にかけて、次の大きな目標である、一九九〇年の恩師戸田先生の三十三回忌をめざして、私とともに、勇往邁進していただきたいことを、お願い申し上げるものでございます。
最後に、大切な皆さん方お一人お一人のご健康と、ご一家のご繁栄を心からお祈り申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。