Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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埼玉池田研修道場
2007.5.8 スピーチ(聖教新聞2007年上)
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原点を忘れるな
東欧チェコの大統領を務めたハベル氏は、その就任演説で述べている。
「常に同胞の国民とともにあり、国民の声に熱心に耳を傾ける大統領になりたい」(井上一馬編著『後世に伝える言葉』小学館)
バベル氏は、チェコの民主化を実現した「ビロード革命」の立役者であった。大統領として来日したハベル氏と、東京の迎賓館で語り合ったことが懐かしい。〈1992年4月〉
民衆と共に! 民衆のために!
この原点を忘れてしまえば、もはや指導者の資格はない。
リーダーは、皆の意見をよく聞いていただきたい。そして、皆から好かれる存在であってもらいたい。
人の心がわからない。わがまま。そんな人間が指導者だったら、皆、どれほど嫌な思いをすることか。
道理に合わないことで叱られ、文句を言われる──それでは、何のための組織かわからない。
皆さんは、本当の人間性が輝く、慈愛のリーダーであってもらいたい。そして、異体同心で進んでいただきたい。
ナチスと戦った、イギリスの首相チャーチルは言った。
「問題は不屈の忍耐をもってすれば解決されるものと確信しています」(毎日新聞社翻訳委員会訳『第2次大戦回顧録19』毎日新聞社)
「何はともあれ、勝利を勝ち取らねばならない。勝利こそ、われわれの成し遂げるべきことである」
この決心で戦い切ることだ。
また、フランスの思想家ヴォーヴナルグは述べている。
「勇気の極限は、危難にあって大胆不敵であることである」(内藤濯訳『省察と箴言』創元社)
大変な戦いの時こそ、勇気を出して、大胆に行動するのだ。
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はつらつと! 理想を胸に!
今月の5日、私は中国・天津社会科学院の先生方を創価大学にお迎えした。
天津は首都・北京から近く、「北方経済の中心」として発展を続ける都市である。
一行は、天津が、周恩来総理が立ち上がった革命の原点の地であり、北京と一体となって、中国の発展の原動力となっていることを、大きな誇りとしておられた。
また、明年の北京オリンピックの最初の競技も、天津から始まる予定とうかがった。
今、埼玉も、首都・東京に隣接する都市圏として、その存在に大きな注目が集まっている。
わが埼玉は、広布発展の原動力である。創価学会の前進にとって、そしてまた、日本全体の前進にとって、どれほど大事な天地であるか。
埼玉の勝利が、全首都圏の勝利であり、全学会の勝利である。
その埼玉の誉れの同志に、周総理が天津の青年たちに語った言葉を、贈りたい。
「青年は、困難を恐れてはならない。より多くの困難に挑み、それらを克服する力を培っていくべきである」
「間違ったことには、勇気をもって対峙し、厳然と正していきたまえ」
さらにまた、周総理は訴えた。
「人間は理想を持たねばならない。理想なき生活は、進むべき道が見えなくなる。
人民の中に入って、戦って、学んでいくことだ。そこにこそ、人生の意義がある」
若き日、天津で活躍した
鄧穎超
とう・えいちょう
夫人が、友人に贈った詩には、こう認められている。
「あなたよ!
煩悶や苦悩の魔を、毅然と打ち払うのだ。
はつらつとして、努力し奮起するのだ。
私は信ずる。
これから、あなたが必ずや、日に日に進歩し続けることを!
そのあなたの姿を、私は何よりの喜びとする。
あなたの前途に祝福あれ!」
青年部の皆さんが、すべての先頭に立って、勝利への道を切り開いていただきたい。
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最後に、敬愛する埼玉の皆様に和歌を贈りたい。
素晴らしき
広布の大王
埼玉と
蓮祖の誓約
嬉しく果たさむ
偉大なる
わが埼玉は
広宣の
堂々進まむ
止まることなく
鉄桶の
全埼玉の
団結は
楽しく
幸福
さち
あれ
仏のスクラム
威風も堂々と、勇気と希望の大前進を! 「賢者のスクラム」が即「仏のスクラム」である。
偉大なる常勝埼玉、万歳! どうか、お元気で! 埼玉の全同志の皆様にくれぐれも、よろしくお伝えください。
きょうは、本当にありがとう! また、お会いしましょう!
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