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日蓮大聖人・池田大作

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第1回徳島県幹部総会 広布に生き抜く人こそ”時代の宝”

1973.11.13 「池田大作講演集」第6巻

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7  出藍の誉れ高く
 明治まで、この徳島では、藍と塩とタバコが三大産物といわれていたようでありますが、そうでしょうか(そうです)。藍といえば「出藍の誉れ」という有名な言葉があります。これは、荀子の勧額にある「君子曰く、学は以て已むべからず。青はこれを藍に取りて、藍よりも青し。氷は水これを為して、水よりも寒し」との古代中国の教えが出典であり、大聖人は「上野殿後家尼御返事」に、これを引用して信心を教えられております。
 すなわち「法華経の法門をきくにつけて・なをなを信心をはげむを・まことの道心者とは申すなり、天台云く「従藍而青」云云、此の釈の心はあいは葉のときよりも・なをむれば・いよいよあをし、法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし」と仰せであります。
 私どもは“大事の法門”をうかがうことによって、智者、学匠になろうというのではありません。仏法哲学を勉強する目的は、なお一層信心を増して人間革命をなし、人にも勧め、広宣流布を通じて、地球全体へ日蓮大聖人のこの功徳を、及ぼそうということだけであります。
 徳島の皆さん方も、いまの御書のとおりに「末法地涌の勇者」として、今後ますます出藍の誉れ高からんことを、心から祈ってやみません。本日は、夜の会合でありましたので、遠くからおいでの方々は、帰りが大変であろうと思います。どうか十分に注意してお帰りください。
 そして、全県下の皆さん方に対しましては、私が「くれぐれもご健康とご多幸を祈っております」と申していたということを、お伝えいただければ幸甚であります。
 最後に会合運営の任にあった方々に、厚く厚く御礼を申し上げまして、私の話とさせていただきます。ご苦労さまでございました。(大拍手)

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