Nichiren・Ikeda
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第1回全国鳳雛会
人間建設の道を不退の信念で
1973.5.3 「池田大作講演集」第5巻
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6 色心連持でつねに挑戦を
諸君は一生涯、建設者の道を貫いていただきたいことを重ねて強調しておきたい。建設には、革命には、我慢の二字が不可欠であるということも知っていただきたい。
同時に、万人に卓越した求道者であっていただきたい、ということであります。あの人は退転した、あの人は他へ行ってしまったというようなことがあったとしても、あらゆる社会の人たち、後世の人類が、あれほどの求道者は見たことがないと尊敬し、鑑とするような人になっていただきたいのであります。(大拍手)
釈尊の仏法も、日蓮大聖人の仏法も、建設的、求道の若人が仏のまわりに結集し、団結することによって樹立されたことは、すでにさまざまな機会をとおしてお話ししたとおりであります。諸君が異体同心で戦い、生涯、その同心の団結を固めぬいていけば、学会も二十一世紀も、絶対安心であると、私は思っております。
おそらくは、万事、それによって勝負が決まるといわざるをえない。最後の勝負を決する鍵は、いつに鳳雛会のこのメンバーにかかっていると、私は遺言しておきたい。色心連持――心法はそのように固く、色法つまり行動は自ら選びとった分野へ敢然として執念をもって挑戦しぬく。そして、そこで勝ってもらいたい。
早く偉くなろうとか、早く人の上に出ようとかしたらば、もう失敗であります。四十歳前は下積みが当然であると心得て、途中で挫折し、行き詰まることのないよう留意してほしい。
健全なる精神にもとづいて、頑健なる体力を養って、師子の子として、やがてたくましく大師子王に育ってもらいたい、と心の底から申し上げて、本日の私の話を終わるしだいであります。(大拍手)
どうか、いつまでもいつまでも、お元気であってください。(大拍手)