Nichiren・Ikeda
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3 正月の休日のある日――。法悟空は、青年部幹部とともに、ある会場へ向かった。寒い日の夕方であった。車で明治公園のを通り過ぎようとすると、数十名の普段着の乙女らが、姉妹の如く、仲良く、何かしていた。
法悟空は、二人の青年幹部にいった。
「ことによると、鼓笛隊の人達かもしれない」
「いや、違うでしよう」
それでも、法悟空は気にかかった。
「会場に着いてから、確かめてくれ。もし違えば、それでいい。しかし、そうであったならば、お菓子でも買って、差し上げてくれ。確かめなければ気がすまない」
会合が終わって、うけた報告は、まさしく鼓笛隊であった。
はつらつと 乱世に光 鼓笛隊
鼓當隊 乙女の乱舞に 幸の歴史