Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西幹部会 第12回中部幹部会

1969.2.10 「池田大作講演集」第1巻

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7  一念三千は王仏冥合論
 話は変わりますが、一瞬の生命のなかに三千の生命を具するという妙法の一念三千論は、敷延していえば、王仏冥合論となります。すなわち、一念三千を一念一千ずつ立て分ければ、五陰世間とは個人の生命であり、衆生世間とは社会、国土世間とは国土、世界に対応させることができる。信心、実践の立ち場からいうならば、各人が自らを改革しながら、同時に衆生、国土に利益を与えていく偉大な方程式なのです。決して観念論ではない。現実に七百万世帯になんなんとする人々が、喜々として信心に励み功徳をうけているではありませんか。これこそ大聖人の一念一千が、全衆生、日本を救っていく明白な証拠であると思うのです。事の一念三千論の見事なる展開の現証といえましょう。
 これと同じく、大聖人の弟子である私どもの活動、すなわち、折伏によって、自分自身の人間革命を成就し、同時に一人一人に信心の主体性をもたせ、永遠の栄光ある人生の道を開かせるとともに、常寂光の理想社会を建設することができるのです。
 したがって、いわれなき批判や中傷があろうとも、決してくじけてはいけない。十年、二十年、五十年、百年先に、全民衆が創価学会のおかげで幸せになったと心から感謝する時代がくることを深く強く確信し、勇気をもって私とともに進んでいっていただきたい。(大拍手)
 (これは関西・中部両幹部会での指導を整理したものです)

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