Nichiren・Ikeda
Search & Study
第17回男子部総会
諸君の手で一切の総仕上げを
1968.11.17 「池田大作講演集」第1巻
前後
11 第五に『未来に希望を実現する諸君の確信に満ちた人生は、確信に満ちた信心よりおこるものである』
信心にはウソがあってはならない。惰弱であったり、虚飾があってはならない。いかなる難に立ち向かおうとも、真面目に妙法を実践する信心の深さ、強さだけが、確信に満ちた人生を築くであろう、と私は申し上げたい。
日蓮大聖人は、ご在世当時の模範とすべき青年弟子の一人、南条時光に次のようなお手紙をくださっております。「抑今の時・法華経を信ずる人あり・或は火のごとく信ずる人もあり・或は水のごとく信ずる人もあり、聴聞する時は・もへたつばかりをもへども・とをざかりぬれば・すつる心あり、水のごとくと申すは・いつも・たいせず信ずるなり、此れはいかなる時も・つねは・たいせずとわせ給えば水のごとく信ぜさせ給へるかたうとし・たうとし」と。
広宣流布の潮は、今、とうとうと水音高く流れ始めております。とうとうとして流れ始めた時代を迎えたともいえる。青年部の諸君の一人一人の信心の水は、やがて大河となり、全ての三障四魔を破るべき勢いをもって流れていくでありましょうし、流れきっていっていただきたいのであります。(拍手)
それには一人一人の信心の水の流れが大事である。一人一人の信心の水の流れを断じて止めてはなりません。(拍手)
現下の世界にあって、多くの前途ある青年が、残念にも妙法を知らず、現代社会に対する不満から、自らを破壊のための起爆剤として身をさらしている。これこそ末法の様相極まれりというべきであり、広宣流布の近きを示す瑞相でもある、と私はいいたいのであります。(拍手)
妙法を主体とする青年部の諸君! きたるべき新世紀の建設の大舞台に、私と苦楽をともにし、再び精魂をかたむけて戦い進んでください。(大拍手)
最後に日達上人貎下のいよいよご健勝であられますことを、全信徒に代わって心よりお祈り申し上げ、我が愛する弟子、実質の学会の後継者である諸君の人生の前途に、栄光よ輝きわたれと念じつつ、私の話を終わる次第であります。(大拍手)