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信心欠けば空回り 東京第三本部地区部長会

1965.4.20 「会長講演集」第13巻

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4  安心して信心していきなさい。なにも恐れずに、御本尊をだきしめして、信心しきっていきなさい。また今回の戦いも、さまざまな困難があるかもしれませんが、ゆうゆうとやってください。頭を使って、賢明なるいくさをしていただきたい。終わったときには、いちだんと成長したといえるようになっていただきたい。これだけでいいのです。
 長い長い旅路ですから、あせらず、折伏に対しても、選挙の戦いに対しても、えみをたたえて、口笛を吹くぐらいの気持ちで指揮をとっていかなければいけないと思います。今回の戦いにおいても、長い戦いにおいても、そのぐらいの余裕をもつ。それであって、根底の信心は、燃え上がるような信心、闘魂、求道精神、これを失わなければ、りっぱな水の信心であります。
 水の上に鳥がゆうゆうと泳いでいる。ゆうゆうと泳いでいるようであるけれども、皆の見えない水の下では、だが、鳥自信ちゃんと一生懸命、足で水をかいているのです。これを忘れていけません。新幹線もスーッとゆうゆうと突っ走っているみたいであるけれども、運転手や、責任ある車掌やなんかは、そうとう責任を感じて緊張している。ところが全体からみればゆうゆうとしている。
 皆さん方は、全体的においては、ゆうゆうとした姿で指揮をとり、また地区員ひとりひとりに対しては深い深い自覚を忘れないでめんどうを見、指揮をとっていただきたい。くどいようでありますけれども、これだけ申し上げまして、皆さん方のご健闘と、ご健康をお祈り申し上げまして本日の地区部長会といたします。きょうは早くお休みになってください。また班長、班担の皆さん方、地区員の皆さん方にも、くれぐれもよろしくお伝えください。からだを大事にして信心していきなさい、戦いをしていきなさいということをお伝えになってください。たいへんにご苦労さまでございました。

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