Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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永遠の幸福つかむ女性に 女子部隊旗授与式

1964.9.8 「会長講演集」第11巻

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3  また、最後に申し上げたいことは、幸福は遠くにあるものではない。いま自分のいるところに幸福があるのです。そのことを忘れてはならない。世間をみても、女流作家であるとか、女流評論家であるとか、女優さんであるとか、はなやかな人生を送っている人もいます。
 ちょっと卑屈な人からみれば「ひじょうにしあわせそうである、うらやましい」と、このように考えがちなものであります。だが、その実体、本質、生活、その人の心の奥底をさぐってみるならば、どれほど迷いがあり、どれほど不幸である場合があるかわかりません。その人たちは一寸先がヤミです。少し長くみるならば、そのうちに、その名声はぜんぶ消えていってしまう等々、数えあげればきりがありません。
 皆さん方は、そのような、はなやかな人生ではないけれども、永遠につながる幸福への行動であり、宇宙大に広がっていくべき、因果倶時の大福運を積むべき行動をしているのであります。
 信心を強盛にして、自分自身をよくみつめながら、ほんとうに自分の奥底の仏界を、天上界を湧現させきって、いかなる行動においても、ぜんぶそれが「自分自身の幸福につながっていくことなのだ、自分自身の幸福を湧現させるための戦いなのだ」と。このように確信して、なんでも進んでやっていくことが、ぜんぶ自分の福運になっていくのです。「自分はしあわせなのだ。いま、しあわせを感じないような戦いでは、いつしあわせになることができるか」との信心を忘れないで進んでいっていただきたいのです。皆さん方の、ご健康とご健闘を心から祈っております。
 がんばってください。

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