Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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生涯、信心まっとう 金沢会館入仏式

1964.7.14 「会長講演集」第11巻

前後
3  さきほど建設会社の支店長さんとちょっと懇談いたしまして、新潟の地震のことに話がおよびました。それでクイ打ちが十メートルではまだああいう地盤のところ、ああいうところでは、地震があれば倒れてしまう。二十五メートルぐらいクイ打ちすればなんでもない。このように話をうけたまわりました。
 人生も同じであります。いくら財産をもち、またおとうさんのお力によってむすこさんが偉くなったとしても、それから少しぐらい社会的に名声を博したといえども、そこに絶対的な信心、信念、大哲学がなかった場合には、ちょうど新潟の土地におけるクイ打ちが三メートルであり、五メートルであり、八メートルであるということに等しいと私は思います。
 いかなる時代がこようとも、いかなる境遇あろうとも、いかなる立ち場に立とうとも、ゆうゆうと微動だにもせず、自分が幸せになり、しあわせを享受し、人々も救いきれるのでは、日蓮大聖人様のこの仏法をたもつ以外にはない。この仏法においてクイを打ちきっていく以外には、将来のもっとも正しい、もっとも誉れある、しあわせな人生航路はないものと私は確信いたします。(拍手)
 だれびとがなんといおうとも、日蓮大聖人様のおおせは絶対間違いありません。
 大聖人様のおおせはだけには、御本尊様だけには、私どもは頭をたれ、またこれについては皆さん方、おのおの主体性をもち、おのおのの生活に立って、大きく人生を羽ばたいていただきたい。創価学会には、束縛はいっさいありません。皆さん方の自由であります。
 私もたびたびおじゃますることはできませんが、東京において、皆さん方のことを、いつも御本尊様に念じてまいります。この一生涯を私とともに、どうか有意義に、またきょうを第一歩として、正本堂建立の日めざして、大きく前進してまいろうではありませんか。(拍手)

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