Nichiren・Ikeda
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日本一の勝利者に
東京第四本部幹部会
1963.6.11 「会長講演集」第9巻
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4 ということは、会長就任の時には「学会の屋根になる」今度は広宣流布の機熟した時には、私は根になり、幹になり、そういう気持ちなのです。私が短気を起こしたり、野心をもったり、そして野望があるとするならば、現在でも百万人の青年がおります。いま日本の自民党の党員は何万人、社会党の党員は数万人です。
他の国々を見ても、革命を起こした党員は、それは二十万人か三十万人か、百万か二百万でみんなやっております。私がほんとうに革命を起こして、なんとかしようとすれば、あしたでもできるのがとうぜんであります。だが、そんな偏頗な、犠牲を出すような、野蛮な暴力の革命は絶対いたしません。あくまでも恒久的にこわれない、民衆の心が本源的に安心し、だれびとも平和を願い、幸福を願っております。その要望にこたえて、ただ信心根本に、大聖人様のご慈悲を根底にして、永久にこわれない、永久に栄えていく宗教革命を、忍耐強くしていこうというのが学会精神なのであります。
どうか王仏冥合実現まで、そしてまた皆さん方が「自分は日本一の勝利者である。幸福者である」と名実ともに宣言しきるまで、私とともどもがんばっていっていただきたいと思います。