Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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年頭のことば  

1960.1.1 「会長講演集」第4巻

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2  『進まざるを退転という』と申しておりますごとく、いよいよ信心を強め、行学に、人間革命に、そして家庭の建設に、事業の確立に、また各支部、各部隊の発展充実に、一段の前進をしていきたいものであります。
 とくに現実の生活、時代の変遷は、ますますきびしく、激しくなってきております。
 『信心しているから』といって『学会活動が忙しいから』と理由づけ、それぞれの職業に甘い考えをもったり、ふまじめな行動であっては断じてなりません。信心が根本はもちろんでありますが、人の二倍、三倍働き、おのおのの職場を大切にし、くふうと努力を忘れず、その職業において、勝利者になっていくことが信心即生活となるのであります。
 本年十二月三十一日の勤行の際、ひとりひとりが御本尊様に、かく向上し、成長しましたと御報告できうる一年の修行でありたいと思います。
 立宗七百八年をむかえ、広布の一筋に、鉄の団結の進軍の姿をば霊鷲山にいます日淳上人も、戸田城聖先生も、必ずや、お喜びくださっていることと信じます。
 最期に、幹部は、たがいに尊敬しあい、激励しあって、天真爛漫に、全学会員ひとりも退転者なきよう、おのおのの立場で懸命に、指導の任にあたられますよう切望したします。(当時、総務)

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