Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

広布の賢者の壮年部(下) 師子の勇気を 不死鳥の大生命力で

2008.12.18 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

前後
8  一九七四年(昭和四十九年)、日本で開催された、あの至宝の名画「モナ・リザ展」の折、フランス政府の特派大使として来日されたのが、行動する文化人アンドレ・マルロー氏であった。
 この折、氏と私は、聖教新聞社で、三時間近くにわたって対話を重ねた。
 翌七五年の五月には、パリ郊外のご自宅にお招きをいただいた。文明の未来を見つめ、様々なことを語り合ったことが懐かしい。
 このマルロー氏の哲学を凝結した言葉がある。
 「なすべきことをなして、コメント(=論評)は人にまかせろ」(竹本忠雄『アンドレ・マルロー日本への証言』美術公論社)
 まったく、そのとおりだ。
 傍観者の戯言(たわごと)などが、なんだ!
 傍観者の無責任な態度が、なんだ!
 傍観者の勝手気ままな臆病な言動が、なんだ!
 我らは"不死鳥"の如き広宣流布の闘士である。我らには"不死鳥"の如き師弟の誓いがあり、久遠からの偉大な使命がある。
 戦いはこれからだ。
 必ず、勝つのだ。
 我らに開けぬ道はない。
 我らに破れぬ壁はない。
 勝利できぬ戦いはない。
 戦おうではないか!
 そして勝ちまくるのだ。
 勝って勝って、深く大きい歴史を子孫に残すのだ。後世に残すのだ。
 勇敢なる凡夫という、最高の俳優となって、今世を生き抜いていくのだ。
 わが大切な大切な、壮年の同志よ!
 偉大なる道を歩みゆく、わが不二の戦友よ!
 私たちを、君たちを、諸天善神は、万歳を叫びながら見守り、喝采しながら未来永遠に護ることを、忘れてはならない。
  走り抜け
    師子の如くに
      勝ちまくれ
    師弟不二なる
      長者の君なば

1
8