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日蓮大聖人・池田大作

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「広布第2幕」の新春を祝す(下) 猛然と獅子奮迅の力を出せ

2008.1.10 随筆 人間世紀の光4(池田大作全集第138巻)

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5  昨年の十一月、中東・アラブ首長国連邦のドバイで、「世界の子どもたちのための平和の文化の建設」展が盛大に行われた。
 これは、湾岸SGIの友が主催したものである。
 光栄なことに、ドバイ首長国のハヤ王女からも後援をいただいた。
 開幕式には、教育庁のアブドラ・アル・カラム長官、また教育センター「ドバイ・ナレッジ・ビレッジ」のアユーブ・カジム所長など、各界から三百五十人もの来賓の方々が臨席された。
 「多様性の調和」を育んでこられたドバイの識者の方々が、「教育・文化を通して人間的価値を創造する湾岸SGI」に対して、深い理解と共鳴を寄せてくださり、感謝にたえない。
 古代アラブの詩集『ハマーサ』に味わい深い一節がある。
 「われらの系図がどんなに高貴であっても、
 われらは一日たりともその上で休らうことはない。
 祖先たちが築き上げたように、われらも築き続ける、
 そして彼らが成し遂げたようにわれらも成就する」(鈴木邦武『ゲーテとアラビアの詩人たち』南江堂)
 わが創価学会も、どれはどの辛労を重ねに重ねて、広宣流布の道なき道を開いてきたことか。
 草創の師弟の労苦を思えば、断じて、安閑としてなどいられない。
 「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし
 この御聖訓を、よくよく拝してまいりたい。
 地球上、いずこの地であっても、いつの瞬間であっても、不二の弟子が一人立つならば、そこに、創価の烽火は上がる。
 「いつか」ではない。
 「今、この時」だ。
 蓮祖は厳命されている。
 「いよいよ強盛の御志あるべし
 「いよいよ強盛に大信力をいだし給へ
 いよいよ、新しき人間革命の本舞台の幕は上がった!
 師弟不二の大いなる闘魂に燃えた、誠実一路の弟子を、私は待つ。
 その弟子の戦いと栄光を、私は信ずる。
  師子と立て
    師子と進めや
      師子と勝て

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