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日蓮大聖人・池田大作

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師弟勝利の7月(上) 真実は勝て! 必ず勝つのが師子!

2007.7.20 随筆 人間世紀の光4(池田大作全集第138巻)

前後
11  嵐の試練のなかで、先生は私に言われた。
 「誠実な君が嬉しいよ。本当のわが弟子である君がいて嬉しいよ!」
 その戸田先生の瞳には、涙がにじんでおられた。
 私は固く心に定めていた。
 ──必ず、何があろうが、どこまでも師匠と戦い抜く、誠実な弟子の陣列をそろえてみせる、と。
 「大難来りなば強盛の信心弥弥いよいよ悦びをなすべし
 七月十七日は、国家権力の弾圧にも屈せぬ、金剛不壊の師子の大城が、大関西を中心として、全創価学会にそびえ立つ日である。
 「正しい信心が最後は必ず勝つ」──正義は必ず勝つ!
 この私の叫びは、全同志の不二の叫びとなったのだ。
 ああ、七月十七日!
 権力の激しき弾圧にも、学会は微動だにしなかった。
 戸田先生が一九四五年(昭和二十年)七月三日に出獄されてから十二年にして、恩師が煮え湯を飲まされた、戦時中の壊滅という大難を、創価の師弟は、遂に、遂に乗り越えるたのである。
 一人の不惜身命の、偉大なる弟子の師子奮迅の戦いによって──。
 この厳粛なる師弟の精神を軽んずる幹部は、真実の学会精神のなき、狡賢い魔物であることを知らねばならない。そんな師子身中の虫を見逃してはならない。許してはならない。見過ごしてはならない。
 私は、弟子たちに心から訴える。

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