Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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永遠なれ栄光の五月三日(上) わが「創価の出発」の記念日

2007.5.3 随筆 人間世紀の光4(池田大作全集第138巻)

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8  私が共に対談集を発刊した"アメリカの良心"ノーマン・カズンズ博士は論じられた。──活力に満ちた人びとが、少人数であっても、社会を動かし、歴史を変える実証を示せば、現代の無力感を打破できる(『ある編集者のオデッセイ サタデー・レビューとわたし』松田銑訳、早川書房)、と。
 戸田先生の会長就任前の昭和二十六年三月、一カ月の折伏は、全国で九十五世帯であった。
 先生は、「このままでは、広宣流布は一万年かかる」と嘆かれた。いな、側近の弟子たちを叱った。
 彼らは、師匠である戸田先生の心を知らなすぎる──。
 私の心は怒りに変わった。
 私は立ち上がった。一人が壁を破り、一カ所が突破口を開けば、全軍が希望と確信に燃えて続くからだ。

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