Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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「立正安国」の悲願
2005.4.12 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)
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仏法を基調とした、我らの平和と文化と教育の活躍の舞台は全世界である。全民衆の幸福が目的である。島国日本のちっぽけな嫉妬の顔色など、気にする必要はまったくない。大事なのは、正義を叫び抜く行動だ。
アフリカ女性で初めてノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイ博士は、お嬢さんに「たった一人になったとしても、正しいことは正しい」と教えられながら、何度も語られたそうだ。「不可能なことなどないのよ!」
そのマ一夕イ博士は、二月にお会いした折、仏法の価値観を全人類が共有すべきだと強調され、笑みをたたえて私に言われた。
「私は、池田会長の価値観を持ち帰ります。そして、会長の考えをアフリカに広めていきたいと思っています」
私は今、ノーベル平和賞受賞者のロートブラット博士(パグウォッシュ会議名誉会長)と対談を進めている。九十七歳になられる博士は、″今日の世界の窮状を打開するために″と、私に格別な期待の言葉を寄せてくださった。
「ぜひ、池田会長にグローバルな指導力を発揮していただき、世界の平和を確かなものとするために必要な変革をもたらしてもらいたいのです。今、それができるのは、池田会長だと思うからです」と。私のことはともかく、これが、仏法の人間主義への、世界的な″戦う知性″の熱い期待である。
詩聖タゴールは詠った。
「余念のない精神をもってこの混乱の海を渡って行け、
そして新しい創造のあの岸にまで船を進めよ!」(「渡り飛ぶ白鳥」片山俊彦訳、『タゴール著作集』1所収、第三文明社)
世界が待っている。人類が正しき哲学を待っている。
さあ、誇りも高く進もう! 民衆の中へ! 民衆と共に!
さあ、戦おう! 民衆の勝利のために! 世界の平和のために!
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