Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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わが英才の創価学園  

2005.1.17 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)

前後
7  それは、二十年前(一九八三年)の二月のことであった。
 蛍の光。窓の雪……。朝から創価学園が白銀に包まれたその日、私は三月に卒業する生徒たちと記念撮影を行なったのである。撮影会が終わっても、雪は激しく降り続いていた。
 外に出ると、そのなかで、卒業生の門出の道を造るかのように、汗を流しながら、黙々と雪かきをしている生徒たちの姿があった。学園の柱ともいわれる寮生たちが中心となって、雪かきをしていたのであった。下宿生も、通学生もいた。
 吐く息が白い。雪まみれの手も顔も真っ赤だ。しかし、彼らの姿は、あまりにも凛々しく、誇り高かった。ああ、君たちがいる限り、わが創価学園は、永遠に人材育成の城として磐石であると、確信した。私は、胸中で感謝の万歳を叫びながら、雪かきをしてくれた学園生と、栄光橋で写真に納まった。
 皆のために一番苦労している人は誰か――正義とは、その真心を知り、その恩に報いる力を持つことだ。
 わが学園生よ!
 偉大になるために勉学を!
 立派な幸福博士になるために勉学を!
 何ものにも負けずに!  

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