Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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わが英才の創価学園
2005.1.17 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)
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今や、東西の創価学園は、名実ともに「日本一」といわれる実力が輝き光っている。
世界の″若き秀才″が競う「国際化学オリンピック」にも、今年は台湾で行なわれる大会に、日本代表として、再び学園生の参加が決まった。さすがに美事だと、著名な幾人かの学者が讃えていた。一昨年のアテネ大会には、日本代表として、四人の学園生が出場し、二人が銅メダルの栄誉に輝いている。
昨年五月、ソウルで行なわれた「国際哲学オリンピアード」にも、日本代表として二人の学園生が活躍した。外国語で哲学エッセーを綴るこの大会には、一昨年に続き、二年連続で学園生が日本代表に選ばれているのだ。
また、昨年十月、米航空宇宙局(NASA)の教育プログラム「アースカム」に関西学園が参加。十四年連続・十四回目の観測となり、連続参加数でも、総参加数でも、ともに世界一を更新した。
一般紙に掲載されたこれらの姿に対し、私の親戚中の方々から、そして多くの小学校時代の友から、絶賛の手紙をいただいた。紙面を通して、心から御礼申し上げたい。
ほかにも、各クラブのメンバーが大活躍している。文武両道の伝統を胸に、皆がそれぞれの目標に向かって、晴れ晴れと生き生きと、自身の成長のために、愛するわが学園の栄光のために、にぎやかに奮闘している。私は学園に帰校するたびに、それらの姿を見ながら、いつも胸が熱くなり、涙が流れそうになった。
「私は勝った。学園を創立して勝った!」と誇り高く最高無上のすがすがしい「心」を感じながら、帰路につくのであった。
さらにまた、学園を卒業した先輩たちの、厳しい社会における戦いと、勝利と栄光の歴史を刻み残してくれている活躍を、あらゆる次元から伺っている。「学園出身者を我が社に!」「学園出身者を我が学校へ!」等のありがたき声も、幾たびとなく寄せられる。
私は、この素晴しき学園生を育て抜いてくださった先生方にも、最大の感謝の念と心からの尊敬を表したい。
その我が子である学園の卒業生が病気になったと聞くと、私は全快を祈りながら、抱きしめてあげたい気持ちで一杯になるのだ。
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それは、二十年前(一九八三年)の二月のことであった。
蛍の光。窓の雪……。朝から創価学園が白銀に包まれたその日、私は三月に卒業する生徒たちと記念撮影を行なったのである。撮影会が終わっても、雪は激しく降り続いていた。
外に出ると、そのなかで、卒業生の門出の道を造るかのように、汗を流しながら、黙々と雪かきをしている生徒たちの姿があった。学園の柱ともいわれる寮生たちが中心となって、雪かきをしていたのであった。下宿生も、通学生もいた。
吐く息が白い。雪まみれの手も顔も真っ赤だ。しかし、彼らの姿は、あまりにも凛々しく、誇り高かった。ああ、君たちがいる限り、わが創価学園は、永遠に人材育成の城として磐石であると、確信した。私は、胸中で感謝の万歳を叫びながら、雪かきをしてくれた学園生と、栄光橋で写真に納まった。
皆のために一番苦労している人は誰か――正義とは、その真心を知り、その恩に報いる力を持つことだ。
わが学園生よ!
偉大になるために勉学を!
立派な幸福博士になるために勉学を!
何ものにも負けずに!
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