Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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わが常勝の関西城  

2004.2.29 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)

前後
5  かつて戸田先生は、関西の幹部たちに指導された。
 「青年には、意気がある。青年を育成しなければ関西の発展はない!」
 今、関西の賢明なる青年たちは、「昭和三十一年の大阪の戦い」を凌駕する、「二十一世紀の大阪の戦い」を勝ち抜くのだと、意気軒昂である。
 昨年(二〇〇三年)の六月、中国、北京大学「池田大作研究会」の賈蕙萱かけいけん会長が、夫君であられる、懐かしき周季華しゅうきか先生(中国社会科学院教授)と共に、わが関西を訪れてくださった。
 私どもの会館に展示されている、常勝の歴史を伝える品々も、丹念に観賞された。
 賈会長は熱く語っていた。
 「″池田青年″が、皆様と共に築き上げた関西は、一大牙城ですね」「いつも獅子王の気風・気概で勇往邁進して、『常勝』の美称を得て、常に全国をリードする存在です。大阪城のようにしっかりとそびえ立っています」
 まさに大関西は、「世界の関西」となった。
 中国の周恩来総理の確信は正しかったのだ。
 「正義の思想は人民によって具現される」(中共中央文献編集委員会編『周恩来選集〈一九四九年〜一九七五年〉』中共中央ML著作編訳局訳、外交出版社)
 さらに魯迅も言った。
 「人民は大波のように、阻まれれば阻まれるほど、大きくひろがって行く」(『墳』松枝茂夫訳、『魯迅選集』5所収、岩波書店)
 今、我らは、前代未聞の崩れざる平和と、一人ひとりの幸福の楽土を築き上げるために戦っているのだ。
 これが、広宣流布の方程式なのである。
 偉大なる大関西の常勝の同志は、必ずや三世永遠に残る、この広宣流布という壮大な歴史に、輝くばかりの勝利の旗を翩翻(へんぽん)と翻していくにちがいない。
 大関西よ! 常勝関西よ!
 私と一体不二の正義の英雄たちよ!
 「我らは勝った」「我らは強い」「我らは偉大である」という底力を、断固として、威風も堂々と、日本中の友に、世界中の友に示してくれ給え!
 マハトマ、ガンジーは語った。
 「世界の変革を望むならば、まず自分自身が、変革そのものであれ!」
 そのガンジーの後継者ネルーは言った。
 「行動しないということは、完全な失敗の告白であり、悪に屈服することであった」(『インドの発見』上、辻直四郎。飯塚浩二・鑞山芳郎訳、岩波書店)
 さらに、こう叫んだ。
 ――どこに害悪を見つけても、必ずこれと闘え!

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