Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第二の草創期 人間教育の大城・創価大学

2003.12.1 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

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6  一九九一年九月、私がハーバード大学で第一回の講演を行った会場は、ケネディ政治大学院のウィナー講堂であった。かの若きケネディ大統領からは、かつて私も会見のお話をいただいており、その足跡が偲ばれてならなかった。
 母校ハーバード大学を深く愛した大統領は、こう叫んだ。
 「我々は今、激動と変化の時代に生きている。革新と革命の時代、そして善悪の時代に生きている。このような時代にあって、大学には人類の過去の最も優れた遺産を守り、未来の最も優れたものに、すばやく到達すべき重大な義務がある」(T.S.Settel, The Wisdom of JFK, E.P.Duttom&CO., Inc.)
 学問と喜んで決闘しゆく学生たちよ!
 君よ、学べ、悩みに負けず、学べ!君よ、学び抜け、確固たる求道心で、働きながら学び抜け!
 そして、父母を忘れずに!
 君たちこそ、未来の平和を守り決定しゆく、気高き学徒なのだ。
 断じて、権力や権力者等に左右されるな!尊きわが民衆のために、力をつけるのだ。
 君しか成し得ぬ、傲慢な権力への仇討ちを、庶民のために勝ち抜くのだ。
 さんざん嘘で固めた、売らんがための活字文化を、学問という法則から、厳正に糾しゆくのだ。
 君よ、徹頭徹尾、喜び勇んで、学問を勝ち取ってくれ給え!
 いわゆる金儲けや、有名になるための策士にはなるな!
 金城鉄壁な人格と智慧と学識をもって、勝利、勝利の固い握手をしようではないか!
 君たちの栄光と勝利が、私の栄光と勝利だ。
 永久に残りゆく名誉ある権利を磨くために、君よ、今日も現実の荒波を乗り越えながら、真剣に学びゆけ!
 そして、断じて勝ってほしいのだ。
  創大を
    母校を誇りと
      勝利者に

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