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日蓮大聖人・池田大作

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中部五十年──大勝の源流 我が堅塁は強し 民衆の平和城

2003.10.6 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

前後
7  現在、二〇〇五年に開催される「愛・地球博」──愛知万博の準備も着々と進んでいる。
 「日本の中部」は、「世界の中部」として、にぎやかに地球市民の集いゆく大舞台となった。ここ晴れ晴れとした我が中部は、誉れ高き広宣流布の英雄の天地となった。
 今日も、また明日も、この正義の英雄が生き生きと、強く正しく、そして明るく朗らかに乱舞しゆく、人間の理想郷としての我らの故郷なのだ。
 日本中、いな世界中の友たちが、広宣流布の一番星たる”堅塁中部”の壮大な発展を見つめている。いな、偉大な勝利を心から待っている。
 シェークスピア劇に描かれる一人の大王は言った。
 「われわれがいま着手しようとするのはあくまで正義の戦だ、それを推進するのは各自の勇気に燃える心の熱さだ」(『ヘンリー五世』小田島雄志訳、『シェークスピア全集』5所収、白水社)
 熱烈なる正義の大闘争が、勝利の大城を創る。邪悪な権力の魔性を粉砕し、我らの栄光の未来を決するのだ。
 わが中部の青年部が、その生き方を深く学んだ、中国の周恩来総理は、自らの修養要則に、こう記した。これこそ、民衆のために戦い、民衆の支持を勝ち得ていく、永遠の大道といってよい。
 「つねに大衆から離れず、大衆に学び、大衆に援助の手をさしのべる」(中国革命歴史博物館編『周恩来展』日本周恩来展実行委員会)
 これが総理の人生行路の結論だった。

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