Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「平和の園」関西創価学園 常勝の人生 自他共の幸福を築け

2003.5.9 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

前後
6  ロシアの大詩人プーシキンは、母校の同窓の連帯を誇り高く歌った。
 「わが友よ、我らの連帯は素晴らしい。
 魂の如く、不二であり、永遠――
 揺るぐことなく、そして自由闊達。
 我らの連帯は、友情の調べに包まれ、育まれたのだ。
  …… ……
 運命が、いずこに我らを流そうとも、
 幸運が、いずこに我らを導こうとも、
 我らは変わらない」(А・С・ПУШКИН : СОБРАНИЕ СОЧИНЕНИ И, Tom2, ХУДОЖЕСTВЕННАЯ ЛИTЕРАTУРА)
 わが関西学園の卒業生の「金星会」「蛍会」「創光会(関西創価小の卒業生)」の友情は、世界最強の麗しき連帯であると讃える人は少なくない。
 同窓生の目覚ましい活躍の様子は、私のもとに毎日毎日、伝わってくる。学園主事をしている息子の尊弘から聞き、また多くの先生方から、つぶさに伺ってもいる。
 ああ、懐かしき園子たちよ! わが愛する学園生よ!
 たとえ会えなくとも、私は、妻と共に、いつもいつも祈っている。いな、一日として祈らざる日はない。
 一人ももれなく健康で幸福であれ! 一人も残らず栄光勝利の人生であれ! と。
 交野と枚方の学舎から日本全国へ、世界のありとあらゆる使命の前線へ!
 私の胸には、関西学園生の壮大なる飛翔の姿が、晴れ晴れと限りなく広がる。
 今や完壁に、君たちが二十一世紀の大関西を担い立ち、さらにまた貴女方が日本列島を揺り動かし、そしてまた、皆さんこそが全世界へ新しい常勝の大波動を巻き起こしゆく、希望の時代に入った。「関西創価」の使命は、いやまして深く、大きい。
 スイスの大哲学者ヒルティは、人類にとって貴重な人間とは、自己の弱さと戦い勝った人びとだと言った。
 "人はそうした戦いと勝利を重ねるたびに、いよいよ気高く、いよいよ練達となる"(秋山英夫訳編『希望と幸福』社会思想社、参照)
 私は、関西同窓のわが友に彼の言葉を贈りたい。

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