Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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偉大なれ 福島の人材城 さあ前進! 栄光のその日まで

2003.4.3 随筆 新・人間革命5 (池田大作全集第133巻)

前後
4  ある日、野口博士は友人と動物園に足を運んだ。
 博士がライオンの檻の前から離れないので、友人が早く先に行こうと促すと、こう答えたそうだ。
 「君も獅子の活動をよく見て置け、人間も此通りである、羊の様になって人に喰はれるな」(宮原立太郎「畏友野口英世君を憶う」前掲『野口英世 その生涯と業績』4所収)
 人生、弱いことは不幸だ。強くなければならない。
 郡山、二本松を訪問された牧口先生の口癖も、「羊千匹より獅子一匹」であった。
 そして広宣流布とは、鉄のごとき、師子と師子の団結によって遂行されるのだ。
 あの歴戦の勇士ブーリバは烈々と叫ぶ。
 「ただ血縁によってではなく魂によって、固くひとつに結びつくことのできるのは、諸君、人間だけじゃ!」(前掲『隊長ブーリバ』)
 我らもまた、崇高な師弟の「魂」によって固く結ばれた団結がある限り、敗北の二字は絶対にない。
 日本第三の面積を誇る福島県は大きい。だからこそ、我らも心豊かに、大きく動こう。その分、功徳も福徳も大きい。
 わが福島の中央総県、会津総県、常磐総県――この満々たる力を合わせて創ろうではないか! 誰もが憧れる正義と希望の楽土を!
 福島は美しい。信夫山を眺めて流れる阿武隈川も、磐梯山を映す猪苗代湖も、神秘の彩りの五色沼も、また鶴ケ城も、わが心に輝き光る。
 我らは、この"幸福の国"福島に妙法の花咲く、民衆の平和郷を築くのだ!
 八年前、福島研修道場に植えた歴代会長の桜は、毎年、美事な花の盛りに五月三日を迎えると伺った。
 さあ、前進だ!
 偉大なる人材城・福島の同志よ!
 勝利の花が絢欄と咲き薫るあの栄光燦たる「5・3」へ向かって!

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