Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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威風堂々の京都 世界の憧れの都に舞え 創価の英雄よ!

2002.3.19 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
4  大聖人は、広布に戦う御心境を、京都の宇治川の合戦で先駆けた武士の誉れに譬えられた。そして、「広宣流布の戦いには、必ず天魔が人の身に入って迫害する。その時に先陣を切って戦う人は三世十方の仏を供養するのと同じ功徳を受けるであろう」(御書一四一五ページ、趣意)と仰せであられる。
 七年前の五月、「二十一世紀の先陣」を切らんと、わが直系の関西青年部が第一回の総会を開催したのも、ここ京都の天地であった。
 「悪玉が正法を破ろうとする時に邪法の僧らが味方をする」(御書九五七ページ、趣意)と仰せ通り、当時、提婆の一類が権力と結託し、信教の自由を弾圧していた。
 まさにその時、京都を先頭として、関西の青年が正義の宝剣を抜いたのだ。
 その頼もしき決意の魂を、私は永遠に讃歎したい。
5  キルギス出身の世界的作家のアイトマートフ氏は、京都で私に語られた。
 「創価学会の運動は、実に人間的です。それは内面的な『理想』と『哲学性』を追求する運動です。
 この運動は、まかりまちがっても、若者を『戦争の英雄』へと駆り立てていくことはありません。
 若者を、本当の意味での『英雄』に育てていくことが大事です。それを実行しているのが創価学会です」
 一九九八年(平成十年)の錦秋、世界遺産の二条城に隣接する京都国際文化会館に、ご夫妻を、お迎えした時の言葉である。
 ともあれ、アメリカの民衆の英雄たるキング博士は、こう叫んだ。
 「私は「暴力を慨嘆しますが、暴力よりいっそう悪質なものがあります。臆病がそれであります」(アーサー・M・シュレジンジャー監修、ナンシー・シュッカー著『MARTIN・LUTHER・KING』瀬戸毅義訳、燦葉出版社)
 「意志薄弱な黙従は卑怯である」(『汝の敵を愛せよ』蓮見昭訳、新教出版社)
 日本の都・京都、そして世界の憧れの京都!
 京都の皆様方は、一生涯、愛するわが都を、「幸福の都」「和楽の都」、さらにまた、「広布の都」「創価の都」として、すばらしき広宣流布の模範の歴史を綴っていただきたい。

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