Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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教学研鎮の喜び 偉大なる慈悲と哲理の闘士たれ

2001.10.19 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
5  本来、仏教は、釈尊が友と語り合い、自らが倍った法を納得させたところから始まっている。
 まさに、その出発点から「対話」の宗教であった。
 蓮祖の御書も、燃え上がるような「対話の魂」の結晶といってよいだろう。
 主人と客人の問答からなる「立正安国論」はもちろんのこと、一級試験の研鑽御書である「撰時抄」のほか、数多くの御書が「問うて云く」「答えて云く」という「問答形式」で綴られている。
 御消息文でも、信徒の質問に、「よくぞ聞かれた!」と、喜んで答えておられる。
 「行学の二道」に徹した、この強靭なる「対話の魂」こそ、創価学会の鉄壁な伝統である。
 学び、語り、また学ぶ。その生き生きとした、求道の往復運動にこそ、真実の仏法修行の道があるからだ。
 戸田先生は言われた。
 「最も高き思想のものから学べ。御書が拝せれば、あとは全部わかってくるのだ」
 若き探究者たちよ、栄光の同志たちよ、今こそ学び抜け! 叫び切れ!
 「人類の経典」たる御書を手に、新しき歴史の舞台に躍り出でよ!
 人類の希望の明日のために! 地球を人間主義の光で包みゆくために!

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