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日蓮大聖人・池田大作

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わが初陣の故郷・大田 いざ驀進! 人生勝利の大ドラマ

2001.6.14 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

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4   どこよりも
    命の絆
      大田かな
 大田は、広宣の源流の天地であり、わが故郷だ。
 大田に新たな大文化会館をつくろう──私が、こう提案したのは、昭和五十八年(一九八三年)のことであった。
 「完成の暁には、一カ月問、泊まり込んで指揮をとらせていただくよ」
 提案から七年を経た一九九〇年(平成二年)の晩秋、同志の待ちに待った宝城が、多摩川の河畔に誕生した。
 私も、落成式の一週間後、早速、初訪問させていただいた。その日は、蒲田の初代支部長の命目だったと記憶する。以後、美しき桜の季節をはじめ、三年間で会館への訪問は十二回、滞在は三十二日間──一カ月に及んだ。
 大勢の懐かしい友や、頼もしき青年たちに、お会いすることができた。また、時間を見つけては、車で区内をじっくり回ることもできた。
 その日々は、我らが日蓮仏法の正義を掲げ、毒蛇の本性を顕した狂乱の宗門と、決然と戦いを開始した最初の三年間と重なっている。「創価のルネサンス」の新時代の鐘も、わが故郷・大田の地から、凛々と響き渡っていったのである。
 「此れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし
 これは、現在の太田に縁の深い弟子に与えられた、蓮祖の有名な御聖訓である。
 新たな歴史が動く時、私と共に立ち上がり、私と共に勇敢に戦い、希望の大道を切り開いてきた同志よ!
 なんと誇り高き使命と宿縁の大田であろうか!
 今、再びの驀進を、日本中が待っている。
 わが大田の友よ! 遂に始まった二十一世紀の大舞台でも、汝自身の新しい勝利と栄光のドラマを、快活に繰り広げてくれ給え!

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