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日蓮大聖人・池田大作

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新世紀の旗手・世田谷 前進! 勇気なくして勝利なし

2001.5.13 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

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3  四十七年前(一九五四年)の秋、青年部の初の体育大会「世紀の祭典」が、下高井戸の日大グラウンドで盛大に行われたことは、大いなる歴史である。
 私の提案で始まったが、当初、先輩幹部は全員反対であった。戸田先生だけが賛成してくださり、第一回から三回連続で出席し、青年を励ましてくださった。師匠の慈愛に包まれ、若き弟子の力が躍動した祭典は、やがて文化祭運動の大河に広がった。
 新しき歴史と文化を拓く、若獅子たちの大舞台──それが、わが世田谷である。
 「創価」の二字は、現実の荒波のなかで、懸命に生き抜く民衆の勝関となった。
 それは、気取った流行などに流されることのない、真剣勝負の生命の触発のみが放つ、人問の真実の光彩だ。
 そこには無限の力がある。
 人間よ、燃えて輝け!
 われらは、その人間復興の大運動の先頭に君臨しているのだ。
 アメリカの哲人エマソンは言った。
 「もしも魂がいきいきしていて強力なら、あらゆる方面でその境界をいっきに突破し、大海原に新たな軌道を広げる」(『エマソン論文集』下、酒本雅之訳、岩波文庫)
 その通りだ。
 さあ、新しき前進だ。拡大だ。開拓だ!
 勇敢に、汝自身の新しき扉を開くのだ!
 進もう、世田谷の友よ!
 新世紀の光輝ある騎手よ!

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