Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

創価の魂の源流・豊島 正義の誉れ 師弟の闘争の天地

2001.1.25 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
6  哲人ソクラテスは叫んだ。
 ――たとえ何度、殺されようとも、私が正義と思うことを絶対にやめないだろう!
 嫉妬の讒言で処刑された彼の正義は、弟子のプラトンの戦いによって不滅となった。
 師の心を実現する! それが弟子の使命である。
 獄中に、師弟不二の魂が光を放った豊島!
 正義の勝利へ、まことの弟子の反転攻勢が始まった偉大なる天地!
 あの法難では、多くの弟子は難を恐れ、恥を恐れ、自己を守るために、正義を隠して、また人目につかないように、謗法の道、堕落の道に走った。その卑怯な魂は、永遠に消えることはない。
 その方程式は、今も変わらない。多少の姿こそは異なっても変わりはない。
 悪に抵抗もしない、極悪に抵抗もできない。この臆病者の無言の悪は、悲しき欺瞞の毒竜に引き回され、真実の流れを断ち切ってしまうからだ。
 しかし、いかなる暗黒の悪口罵詈があっても、崇高なる勇者の胸には、満天の星が消えることはない。
 真実は、永遠に消えない。
 正義は、必ず永遠に栄える。
 いかに荒れ狂おうとも、必ず嵐は去っていく。
 今、この豊島には、東京戸田記念講堂が厳然と立っている。
 ここから、いつも、牧口先生と戸田先生の師子吼が、私には聞こえてくる。

1
6