Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ヨーロッパ代表者会議 修行の「喜び」が「幸福」を生む

1992.6.11 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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5  人間関係は「鏡」、人への尊敬が自分を荘厳
 日蓮大聖人は「御義口伝(おんぎくでん)」で、「鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり」──鏡に向かって礼拝する時、鏡に映った姿もまた自分を礼拝するのである──と仰せである。
  相手の生命の「仏性ぶっしょう」を信じて、心から尊敬し、大切にしていく。そのときに、相手の仏性も、根底的には、こちらを礼拝し返している。広げていえば、自分が誠実そのものの心で人に接していくとき、多くの場合、相手もまた、こちらの人格を尊重するようになっていく。祈りが根本にあれば、なおさらである。反対に、人を軽んじれば、最終的には、自分も軽んじられ、人への憎悪に染まった生命は、自分もまた憎まれる存在となろう。こうした人類の宿命的な悪循環にとどめをさし、人間の「相互尊敬」と「共生」への道を開いていきたい。
 ヨーロッパは人材の城である。人権の先駆の地である。ヨーロッパの勝利が、SGI全体の前進となる。「人間の栄光」を世界に広げている各国の皆さまに、くれぐれも、よろしくお伝えいただきたい

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