Nichiren・Ikeda
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沖縄の長寿社会(下)
「第三の人生を語る」(池田大作全集第61巻)
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4 生命の質を高めよう
池田 大切なのは、生きているうちに、どれだけ「生命の質」を高めることができるかです。長く生きることだけが、長寿ではない。たとえ短命に終わっても、充実した生をまっとうできれば、その人は、手応えのある人生を生きた分、長寿といえるでしよう。
先日も、アメリカ・デンバー大学のナンダ副学長と語りあいました(一九九七年九月)。ナンダ副学長は、国際法の世界的な学者で、親友です。
みずから病魔と闘いながら、私の健康を案じて、「百歳以上、生きられることを、深く深く祈っております」とおっしゃってくださった。そして、インドの言葉である「千年、生きなければいけない。毎年が一万日あるような千年を、生きなければいけない」を贈ってくださった。
大切なのは、きょう一日を、広布の前進とともに悔いなく生ききることです。いくつになっても、生きる目標を胸中に燦然と輝かせていくことです。その日々の積み重ねしかないのです。