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日蓮大聖人・池田大作

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若々しく純粋に生き抜きたい  

「私はこう思う」「私の人生観」「私の提言」(池田大作全集第18巻)

前後
4  また、あるとき、恩師は、「もっとも偉大な人とは、結論するに、青年時代の信念と情熱を、生涯、失わない人だ」とも言った。
 目標が、結果として理想であったとしてもいい。私も生涯、青年らしく、若々しく、純粋に生き抜きたい。そして、少しも停滞することなく、つねに前進と、向上をしつづける人生でありたいと願っている。
 ある小学校の校長は、六十歳を過ぎてから、真剣に英語の勉強を始めたという。
 また、イギリスあたりでは、年輩者になっていても、多くの人々が大学でふたたび勉強していると聞く。
 なお、いかに多くの人が、自己の信条を貫き一生を飾るために、苦難を打ち破って雄々しく生き抜いていったことか。
 いわんや私は、まだまだ若い。
 精神的にも、肉体的にも、青年である。
 私は最も平凡な青年である。そしてつねに青年と語り、青年とともに行動している。
 私は青年をだれよりも尊ぶ。なぜなら、それは現在において世界を支えているのは青年であり、未来において、理想を指さし、世界を動かしていくのも青年だからである。
 「青年とは、建設時代の異名である」
 と、よく私は後輩を激励する。
 それは本人自身の完成と、そして幸福のため、さらに社会の建設ということを含めて。 これはまた、私自身に言い聞かせている言葉でもあるが──。

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