Nichiren・Ikeda
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「アロハ」の精神と世界市民 池田大作
「四季の雁書」井上靖(池田大作全集第17巻)
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9 故郷ということについて、もっと書きたいと思いましたが、すでに夜は白みかけました。井上さんの御書面に触発されて、ついつい饒舌になってしまったようです。ともあれ、母を語り、故郷への思いに新たな勇気を覚える時、人間は、日常の一切の煩わしさから解放された原点に立っているといえるかも知れません。
来月は私の方からお手紙を差し上げます。あれこれと想を巡らせつつ、私にとって″新しい月″がきょうから始まるような思いが致します。
残り少ない夏ですが、更に御仕事が進まれますよう願って、擱筆させて戴きます。
一九七五年八月十九日