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日蓮大聖人・池田大作

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終論 法華経は師弟不二の経典

講義「法華経の智慧」(池田大作全集第29-31巻)

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16  法華経講義(第七回法華経講義)の感想(昭和二十三年〈一九四八年〉九月十三日)
 ああ、われ、法華経の深遠偉大なるに驚嘆す。
 人類を、真に救い得る道は、法華経に非ずや。
 宇宙と、生命の根源を、覚悟せし法義。
 全人類に、最高の人格と、幸福とを、必ずや得さしめんと、教示給いし根本原理。
 ああ、われ、二十一歳なり。
 人生を船出せしより、何を思索し、何を為し、何をわが幸福の源泉と為せしや。
 今日よりは、雄々しく進まん。
 今日よりは、確固として生きなん。
 大法の生命の中に生きん。苦悩に打ち勝ちて。
 真の悲しみは、偉大なる人生を鼓舞する。
 われ今、真実の大道、しかして、生命を自覚せり。
   
 厳粛に黄昏れる富士の山。麗しき、多彩なる雲。東に昇る賞月。そして、自己の実在。
 吾れに、生きゆく生命の活動あり。ゆえに、美の極致、この生命の中に存するなり。
 ああ、甚深無量なる法華経の玄理に遇いし、身の福運を知る。
 戸田先生こそ、人類の師ならん。
 祖国を憂え、人類に必ずや最高の幸福を与えんと、邁進なされ行く大信念。
 そして正義の、何ものをも焼くが如き情熱。
 唯々、全衆生を成仏せしめんと、苦難と戦い、大悪世に、大曙光を点じられた、日蓮大聖人の大慈悲に感涙す。
 若人は、進まねばならぬ。永遠に前へ。
 若人は、進まねばならぬ・令法久住の為に。
   
 妙法の徒。吾が行動に恥なきや。吾れ、心奥に迷いなきや。信ずる者も、汝自身なり。
 祖国を救うのも、汝自身なり。
 宗教革命、即人間革命なり。かくして、教育革命、経済革命あり、真の政治革命とならん。
 混濁の世。社会と、人を浄化せしむる者は誰ぞ。
 学会の使命重大なり。学会の前進のみ、それを決せん。
 革命は死なり。
 われらの死は、妙法への帰命なり。
 真の大死こそ、祖国と世界を救う大柱石とならん。
 若人よ、大慈悲を抱きて進め。
 若人よ、大哲理を抱きて戦え。
 われ、弱冠二十にして、最高に栄光ある青春の生きゆく道を知る。

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