Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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仏の未来記 (第6回)

2009.2.5 「御書と師弟」

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9  永遠の勝利劇を!
 さらに大聖人は本抄で「世の人疑い有らば委細の事は弟子に之を問え」と呼びかけられました。師匠の正義を語り広げるのは、弟子の責任であります。
 未来を託す師の絶対の信頼に、命を賭して応えゆく弟子の誓願の闘争の中にのみ、広宣流布の命脈はある。
 思えば、聖教新聞の創刊も、会館の建設も、創価学園・創価大学の創立も、戸田先生の事業が最悪の逆境にあった時に、師弟で語り合った構想です。そのすべてを、私は不二の弟子として実現しました。そして、牧口先生、戸田先生を、全世界に大きく宣揚しました。
 師匠の正義を満天下に示す。あらゆる大難に打ち勝って永遠に伝える。これこそ、弟子の誓願であります。
 そして、いよいよ、わが分身である青年部の諸君の出番であると、私は声高く宣言しておきます。
 マハトマ・ガンジーの精神を継承されるラダクリシュナン博士が、私との対談集(『人道の世紀へ──ガンジーとインドの哲学を語る』)で、マハトマ・ガンジーの言葉を紹介されていました。
 「私が去った時には、(弟子の)ジャワハルラル(ネルー)が私の言葉を話すであろう」
 その予見通り、インド独立の父・ガンジーが世を去った後、高弟であったネル一首相がガンジーの遺志を継ぎ、新生インドは旭日の興隆を始めたのです。
 こうしたガンジーと弟子たちの姿を通し、ラダクリシュナン博士は「師匠は弟子の行動の中に生き続ける」「永遠性に向かって創造的に生きる時、師匠と弟子は不二になる。私はそう信じています」と断言されました。
 「仏の未来記」を、世界へ、万代へ伝え広げゆく私たち師弟の前進は、悠久のガンジスの如く、壮大な未来に続く地涌の人材の大河であります。
 ”世界史は、不断の闘争が生む永遠の人間劇に他ならない”とは、フランスの歴史家ミシュレの感慨でした。我らは、人類史に未曾有の広宣流布という「永遠の人間勝利の劇」を演じているのです。
 創価の「師弟の未来記」が、不滅の大光を放ち始めました。人類の民衆史の勝利の黎明が、ここにあります。
  大仏法
   世界広布の
     使命かな
   創価の仏勅
     永遠に光りぬ

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