Nichiren・Ikeda
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1 戸田城聖没後、早くも十三年の歳月が流れた。三月二十五日に、命日を繰りあげ、親族だけで、十三回忌法要を営んだ。大石寺から富士がよく見えた。この本は、十三回忌を記念して出版したものである。出版にふみきるまでにはさまざまな困難があった。
これら、未発表の手記・書簡は、人間、戸田城聖を知るのに貴重なものである。戸田城聖を追慕する人びとにとって、この本は思い出のよすがになるであろう。なお、戸田城聖は私の叔父である。
昭和四十聟勾十一月 中村 蘭